示温インキを使った印刷

温度によってインキの色が変わるインキを示温(または感温)インキといいますが、このインキを使った印刷物が時々目に付くようになってきました。少し前になりますが、野菜の「50℃洗い」という料理方法がブームになった時、水温が50℃であることを示すものとして50℃で色が変わる附録物が、料理雑誌などで多く採用されました。他にも、成人向けの雑誌付録で、お風呂のお湯(40℃前後)で黒い示温インキが透明化して下の絵柄が見えるという企画に採用されたケースもあります。このインキの製法は、メーカーが特許を持っているため、どこでも入手できるというものではありませんが、今後も温度で変化する印刷物で製品の付加価値をつけるという技法は増えていきそうです。

特殊印なプリントについて

カタログや冊子、POPなどの印刷物の表面にアクセントをつける手法として、擬似エンボスという特殊なものがあります。通常エンボスは、エンボス用の型を作り、プレスすることによって凹凸をつけるものですが、擬似エンボスは、透明なUVインキを使ってUV照射で硬化させることで表面に凹凸を作ります。一般的には、凹凸のメリハリをつけるために、インキの量を多く盛ることが出来るシルクスクリーンを使って印刷を行います。しかし、最近では、(凹凸は低くなるものの)オフセット機で擬似エンボスを作るというやり方をしている会社もあり、オフセット印刷と一貫で疑似エンボスを表現し、効率を上げています。

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